あれは高校3年の春だった...
| この学校から全ては始まり、全ては終わった。 | ![]() |
| ここは伊那きた高校。中央アルプスと南アルプスに囲まれた自然溢れる場所。 | |
| 進学校と言われているが、勉強をした記憶はぜんぜん無い。 | |
| 場所はここの地図を参照。 | |
だけどあまりに悩みすぎて勉強なんか手につかず、学力−>0の状態のまま受験へと突入していった。
無論試験などできるわけがない。A判定さえ落ちて浪人確定だ。
こうなることは予測していたため、河合塾に速攻連絡して練馬区の青雲寮を予約し千駄ヶ谷校へ通勤する契約を交わしたという話は本当だ。
『でも、まだけりがついていない。』
そう、まだ想いが断ち切れていなかった。だけどいつかは断ち切らなきゃいけない。
そんな重い決意を抱いて、自分の気持ちに決着をつけるために彼女の元へと向かった。
卒業式も過ぎた晴れた日のことだった。
しばらくして、彼女の友達の下さんもやってきた。
何だろう?どうも二人でC日程用の切符などを買いに行くらしく、教室を出ていこうとしているじゃないか。
焦る自分。幸い下さんとは話せる中だったので、いっしょに行けることになった。ふぅ。
あまりに晴れた空の下、女二人の後を自分は歩いていた。
「ああ、何やってんだろ。」
そのうちに駅に着いてしまった。手続きも終わりお別れの時間。
為す術もなく手を振り彼女とお別れをした。これが最後の別れかもしれないというのに...
結局自分は何も出来なかった。『これでいいのか?』そんな言葉が何度も頭の中で廻っていた。
ただ迷っていた。責めていた。踏み込めなかった。
そんな自分に向かって下さんはこう言った。
『よし君、これでよかったの?何か言いたかったんじゃないの?』
その一言で迷いは無くなったよ。
俺は何も答えずに走った。そして『おわった橋』の上でやっと彼女に追いついた。
まず、ずっと返せずにいた写真を彼女に返し、一瞬の後こう言った。
『ずっと、好きだったから。』
彼女の最後の言葉は、 『あ、ありがと。』
きっとあの時こそ本当の意味での卒業だったんだろうね。
その後だが、なぜか出願したことを忘れきっていた後期に合格し(そんなバカな)、あれれれっという間に大学へと転送されていった。
自分はその時以来より強い決意をもってある道を歩いていくことになる。
それがこの 終わったの会 である。
以上終わった橋についてであった。