「俺じゃだめなの?」



彼女は悩んでいた。先輩に言い寄られたからだ。


「でも...」




迷った彼女はサークルの男友達へと電話をかけた。

「先輩とつきあっていいのかなあって悩んでるの...」



しばらくのやりとりの後、思い詰めたようにその男友達は言った。




「俺じゃだめなの?」









一瞬の沈黙の後、彼女はこう答えた。



「あなたのこと、友達としては好きだよ。」







【Back to 1996年度】