「誰のために歌うの?」

 


夏といえば同級会。

久しぶりに集まった懐かしい面々、同じ声。

気が付けば学生時代も終わっていた。



盛り上がる仲間達。

そういえば昔好きだった人が横にいる。

まあ、それも全て昔のこと。

今はもう違う道を歩いているのだから。

 



二次会でカラオケに行き、古い曲を歌っていると

その人が帰るという。

車で来ていた僕は家まで送ってあげることにした。

 

 


彼女を送った後、カラオケ屋へ戻る途中なぜか様々な思いが蘇った。

いくら車内を探しても、その答えとなる曲は見つからなかった。


 

 

 

無ければ歌えばいい。

カラオケ屋についた僕は、迷うことなくこの曲をいれた。



「B'z もう一度キスしたかった」

 

 

 



歌おうと息を吸った僕に、横にいた友人は言った。


「誰のために歌うの?」


 

 

 

グサッ...

終わった。







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