冬も過ぎ、季節は春だった。キャンパスの芝生では何もかもが輝いていた。
ちょうど授業もおわり、僕は静かな時間の中、彼女と別れる寸前の友人と話していた。
僕はこうつぶやいた。
「気が付いたらもう春。」
暖かい午後だった。彼は静かに呟いた。
「春は終る。」
数週間後、彼は彼女との仲を取り戻した。
そしてどこか落ち着いた笑顔で僕にこう言った。
「春は終らない。」