「私は一人で生きていけるから」




それはいつかのメリークリスマス。独り身にはあまりに切ない一日だった。

さらに追い打ちをかけるように明日はテスト。いい事なんて何もない。

どうせ毎年こんなものさ、なんてうつむいてみたりもした。



それでも希望はあった。友達の女の子と一緒に試験勉強をすることになっていたから。

そして楽しく夜は過ぎた。いや、勉強するはずだったんだけどね(笑)

部屋には二人きりだった。

いつまでもこのままで いられるような気がしていた....






遂に僕はこう切り出した。


僕 「今日はクリスマスだね。」

彼女 「へえ、そうなんだ。」



僕 「クリスマスに一人なんて寂しすぎだね。」

彼女 「あなたは寂しいの?」




え?






彼女はこう言った。



「私は一人で生きていけるから。」










・・・立ち止まってる 僕の側を

             誰かが足早に 通り過ぎる

   荷物を抱え 幸せそうな顔で ........

(B’z 『いつかのメリークリスマス』 より)

 ©1992 by K.Inada & T.Matsumoto






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