「ふと周りを見たら、みんな幸せだった」


あれは夜も更けた頃だった。友人から届いた一通のメール。

そこにはこう書かれてた。



『... おわった。(のろけた、の意)(笑)』


そっか。幸せそうだね。





その後友人に電話をしたら、こう言われた。




「今キャッチだったんだよな、彼女と。」


あっ、ゴメン。邪魔しちゃったみたいだね。




友人は続けた。




「なんか彼女がさあ... 典之の彼女さんも...」


そうなんだ...そっちは幸せそうだね...





あれ?どうしたんだろう、違和感がする。

そのとき初めて気が付いた。



「あ、みんな幸せなんだ。」








電話の向こうで声がした。



「それ寸言。」








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