「何も学んじゃいないよ」


友人とドライブに出かけた時のお話。

”別れ”が話題になった。



僕はこう言った。


「別れたきっかけ、って何だった?」



友人はこう言った。

「わかんないよ。いいよそんなの」





きっと何かあったんだろう。

僕は答えた。


「うん、まあ別れの中できっと何か学んだんだろうから...」





すると友人は呟いた。


「何も学んじゃいないよ。」






さりげない一言だった。

いくら出会いと別れの繰り返しの中で何かを学んだつもりになっていても、

人は相変わらず何度も同じ過ちを繰り返してしまうものだから、

本当は何も学んじゃいないのかもしれない。

いくら口先で反省と後悔を嘆いても、次に生かせなければ学んだとは言えない。

そんな意味が隠されていたような気がする。


人はそんなに巧く生きられないから...。





ひとつだけ言えることがある。





悩んでも答えは出せない。





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