つき合っている間、彼女が側にいることなんて当たり前だった。
毎日同じ繰り返しに、少しずつ何かが見えなくなっていた。
そして全てを失った。
たった独り、静寂しかない部屋に放り出されてやっと気がついた。
昨日まで見えなくなっていた何かに。
でも、全ては手遅れだった。
本当は解っていた。いや、解っているつもりだった。 そう、
「失った物はもう二度と戻らない」